中国事業を取り巻く経営環境は日々刻々と変化しています。これまでの日系企業にける海外事業展開モデルは、熟練の技術やノウハウを本社と同じ経営スタイルで伝授すべく、日本人出向者を多く派遣して中国事業を展開してきました。しかしながらコロナによる人流が制約されるこれからの経営環境下においては、これまでの事業展開モデルを脱却し、同時に有能な現地人材を囲い込むためにも、「ガラスの天井」から脱却し、「正」ポストを現地幹部に任せる変革-事業経営の現地化-が必要です。
POINT 経営の現地化=法人運営体制の自立で大きな課題となるのが、経理事務とりわけ税務実務の現地化です。製造や販売では積極的に権限委譲を進めていても、現金収支を司る経理事務の現地化には慎重な会社が少なくありません。
しかしながら、「経理事務の現地化」なくして「経営の現地化」はありません。
経理事務の主要部分を占める税務計算・申告の効率的なマネジメントが必要となる所以です。
税金計算・申告作業の相当部分を現地幹部に任せる傍ら、本社として必要な支援を適時に行い、税務実務を「程よく」監督する「間合い」が大切です。
本社でもなく現地法人でもない、第三者による税務計算・申告実務の専門家による有効且つ効率的なチェックは、事務コストの低減のみならず当事者双方に公平であるとも言えます。

弊社では、企業所得税、増値税、個人所得税の主要3税を対象として、貴社の「中国税務リスクマネジメント」の体制構築、運営強化に向けた支援業務を提供致します。
提供業務の一例
中国税務:主要税目の申告計算レビューと税務業務改善報告書の作成
国際税務:PE課税リスク評価、移転価格リスク評価、寄付金課税等国際税務リスク評価
経理スタッフトレーニング:中国・国際税務、中国・国際会計基準や記帳実務の教育